韓国の防衛事業庁(Defense Acquisition Program Administration:DAPA)は、インドネシアへ16機輸出したT-50練習機のロイヤリティーを徴収できない模様です。韓国のThe Korea Heraldが2014年8月27日に報じています。
韓国の監査院が調査したところ、コリア・エアロスペース・インダストリーズ(KAI)が、インドネシアにT-50 16機を4億ドルで輸出し、DAPAは最大591万ドルのロイヤリティーを受け取ることになりますが、これが履行されていません。
韓国では、国家予算で開発された兵器を輸出した際に、メーカーはロイヤリティーを国庫に納めなければなりません。しかし、T-50の輸出は、この仕組みができて最初のケースであったため、ロイヤリティーが確保できていなかったとのことです。
このほか、DAPAは国防予算の節約にあまり取り組んでいないことが明らかになっています。