キャセイパシフィック航空、太平洋路線の747-400運航に幕

キャセイパシフィック航空、太平洋路線の747-400運航に幕

キャセイパシフィック航空は、北米路線で747-400の最後の運航を行っています。最後の便はCX879便としてサンフランシスコ国際空港を離陸し、香港国際空港に向かっています。

このフライトは、キャセイパシフィック航空が保有する747-400の9機のうち機体記号(レジ)「B-HUG」で運航しています。サンフランシスコ線での747-400は1986年7月から就航しており、28年間の運航に幕を降ろしました。

キャセイパシフィック航空は1978年2月、自社発注の747シリーズで初めて747-200を発注し、この機体を1979年に受領しました。1980年代には747シリーズでの運航都市を拡大し、北米路線で最後の就航地となったサンフランシスコをはじめ、バンクーバー、ロンドン、ブリスベン、フランクフルト、アムステルダム、ローマ、パリ、チューリッヒ、マンチェスター線などに就航しました。

また、キャセイパシフィック航空の747シリーズでは、1998年6月に北極圏を経由して香港/ニューヨーク・JFK線を直行便で運航した初めての航空会社となりました。これは当時、香港の市街地にあった啓徳空港から、現在の香港国際空港の移転オープンを記念し、「ポーラー・ワン」として運航されました。

なお、香港/サンフランシスコ線は9月1日から、777-300ERが投入されます。北米路線はこれにより、シカゴ、ロサンゼルス、ニューアーク、ニューヨーク・JFK、トロント、バンクーバー線、新たに就航するボストン線と全て777-300ERでの運航となります。

※訂正案内)タイトルに当初「大西洋」と記載しましたが、「太平洋」の誤りです。お読みいただきました読者の皆様にご迷惑をおかけ致しました。訂正するとともに、お詫び致します。

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