エアバスとゾディアック、行動能力障がい者対応のA320最新設備を発表

エアバスとゾディアック、行動能力障がい者対応のA320最新設備を発表

エアバスとゾディアック・エアロスペースは2014年9月16日、行動能力障がい者(Persons with reduced mobility:PRM)に対応する機内装備プロジェクト「Space-Flex PRM」の新たなオプションを発表しました。すでにトイレの対応を発表、市場に投入していますが、新たなオプション「Space-Flex v2」はトイレ、調理室に対応し、A320ファミリーのギャレーが広く確保されます。2016年前半に市場に提供される予定です。

Space-Flex v2 ギャレー

「Space-Flex v2」はすでに使用されている「Space-Flex v1」のフィードバックを取り入れたものです。特に、新しいオプションはPRM対応トイレを設置しつつ、フルサービスの機内食を提供することを目指す航空会社向けに、機体後部に大容量の装備を確保できます。この装備により、自社のハブ空港以外で機内食を積込むことなく、ターンアラウンドタイムの最小化につなげることも可能です。

Space-Flex v2 トイレ

この新しいデザインのギャレーは、機内食を収めるカートがハーフサイズで8台、フルサーズは3台とハーフサイズ2台の組み合わせで装備できます。

なお、エアバスとゾディアックでは既存のA320の改修に「Space-Flex v2」の装備で対応する予定です。

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