エアバスは2014年9月17日、カタール航空に初めてのA380をハンブルクで引き渡したと発表しました。カタール航空はA380を10機発注しており、この1機目で機体記号(レジ)は「A7-APA」です。公開している画像では「A7-APB」と2機を並べて式典を催したようです。
カタール航空はA380の導入で、同社の事業拡大の新たなフェーズに入るとしています。A380により、大型機材でこれまでより多くの乗客を輸送でき、長距離路線を飛行でき、また高級感を追求するサービスをさらに磨くことができます。カタール航空はA380の導入で、ドーハのハブ空港としての地位を強化していく、と語っています。
このA380はエコノミー461席、ビジネス48席、ファースト8席、計517席仕様です。ファースト、ビジネスともに2階部分に設けられ、上級クラス向けのラウンジも機体中央部に設けられ、2階のエコノミー席との仕切りにもなっています。
エアバスはカタール航空へのA380を引き渡したことで、同型機は12社目となります。A380は世界19社が318機を発注しており、これまで142機が納入されています。