栄エンジン搭載の零戦、日本人パイロットにより2015年にも飛行へ

栄エンジン搭載の零戦、日本人パイロットにより2015年にも飛行へ

JTIXとグループ会社の水産航空で進める「アビエイタープロジェクト」は、アメリカ・カリフォルニア州のプレーンズ・オブ・フェイムと提携し、2015年にも日本人パイロットによる栄エンジン搭載の零戦を日本人パイロットによる飛行を行うと発表しました。栄エンジン搭載の零戦は現在、機体記号(レジ)「N46770」でアメリカに登録されている機体で、「世界で唯一、現存するオリジナルゼロ戦52型」として知られています。

「N46770」はこれまでに数度に渡り、来日しており、2013年には所沢航空発祥記念館で展示されましたが、飛行はしませんでしたが、1978年、1995年の来日時はプレーンズ・オブ・フェイムの代表でもある、スティーブ・ヒントン氏がパイロットを務め、フライトさせました。

アビエイタープロジェクトは、プレーンズオブフェイム博物館の協力を得て、零戦52型「N46770」について、「日本人パイロットによる飛行」が実現することになったもので、パイロットは2014年5月にノースアメリカンP-51マスタングの操縦免許を日本人として初めて取得した野口武彦さんです。

アビエイタープロジェクトは、今後、プレーンズ・オブ・フェイムと連携し、「飛行可能なゼロ戦を日本人パイロットの手で日本の空に飛行させる」の実現に向けて努力するとしています。

なお、アビエイタープロジェクトは、「『零戦』里帰り」を進めているゼロエンタープライズジャパン、ゼロサポートクラブとは全く関係がないとしています。

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