成田、羽田空港に就航する航空会社約40社に機内食の提供を手がけるティエフケーは、2014年9月24日、成田空港機内食工場でハラル認証を取得したと発表しました。取得した認証は、MUISのハラル認証で、同社の100%子会社のWAREES Halal社により発行されました。
ティエフケーは2001年から、専用ハラルキッチンを設置し、顧客の航空会社に対してハラルミールを提供しています。調査によると、海外から日本へのムスリム旅行者は2020年には、2013年の3倍の100万人に達する見込みで、ティエフケーでは信頼できるハラルフードを提供することが最重要課題だとしています。
このため、ティエフケーはハラルキッチンの改装に2カ月を費やし、2014年8月から新キッチンを正式稼働させました。ハラルキッチンの改装は、増築、調理器具の新規導入も含め、ハラルミールの調製能力は従来の最大1日3,000食から6,000食に増加しました。
なお、この認証取得には、ティエフケーの主要株主のシンガポール、SATSと連携し、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、中東諸国で広く認知されているMUISからハラル認証を取得しました。ティエフケーでは、ハラルフードの提供を通じ、世界中のムスリムの方から、より高い評価が得られることを期待しているとしています。
ティエフケーは現在、ガルーダ・インドネシア航空、マレーシア航空などと契約しています。