アメリカ政府、オーストラリアへC-17A 4機の輸出を承認

アメリカ政府、オーストラリアへC-17A 4機の輸出を承認

アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)は、2014年11月12日、国務省がオーストラリアへC-17AグローブマスターIII 4機と部品、サポートなどを対外有償軍事援助(FMS)で輸出することを承認したため、この輸出案を議会へ報告しました。

オーストラリア政府はC-17A 4機とF117-PW-100ターボファン・エンジン19基、AN/AAQ-24V大型機用対赤外線 (LAIRCM)システム4基、AN/AAR-54ミサイル・ウォーニング・センサー4基などの自機防衛システム類、航法機器、スペア・補修部品、支援機器、通信機器、技術資料、補給、訓練など推定16.09億ドル分の輸出をアメリカ政府に求めています。

オーストラリア空軍は現在C-17Aを6機運用しており、4機が追加されることにより、オーストラリア軍の平和維持活動や人道支援活動への展開能力が向上します。DSCAはこの輸出がアメリカの国益と一致し、地域の軍事バランスを変えないと評価しています。

ボーイングは、2015年でC-17Aのロングビーチ工場での生産を完了します。最終10機が売れ残っているとされていましたから、残りは6機です。

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