佐賀空港でのオスプレイ運用を受け入れへ 防衛省は市町村へ説明進める

佐賀空港でのオスプレイ運用を受け入れへ 防衛省は市町村へ説明進める

佐賀空港にティルト・ローター機、アメリカ海兵隊のオスプレイ受け入れ、陸上自衛隊目達原駐屯地のヘリコプター部隊の移駐について、九州防衛局が佐賀県の関係市町村へ説明を行っています。こうした状況を受け、佐賀県の古川知事が陸上自衛隊のティルト・ローター機を佐賀空港に受け入れることを表明する見通しです。テレビ朝日が伝えています。

九州防衛局では、佐賀空港に離着陸する際の航路、高度、配備する機材、ティルト・ローター機の特徴、海兵隊が使用するMV-22の事故率などの説明を行っています。

計画では目達原駐屯地からは、OH-1観測ヘリコプター、OH-6観測ヘリコプター、UH-1多用途ヘリコプター、UH-60多用途ヘリコプター、AH-1対戦車ヘリコプター、AH-64戦闘ヘリコプターが移駐します。また、陸上自衛隊にはオスプレイと見られるティルト・ローター機が導入されると見られているほか、海兵隊のMV-22Bが飛来すると見られています。

MV-22を巡っては、配備する普天間基地と中継地となる岩国基地のある沖縄県と山口県に加え、横田、厚木基地のある東京都、神奈川県、東富士と北富士訓練場のある山梨、静岡の両県を中心に、北海道、宮城県、滋賀県、和歌山県、宮崎県に飛来実績があるほか、熊本県の大矢野原演習場、岩手県の岩手山演習場での訓練参加も検討されています。これに加え、千葉県の木更津駐屯地ではMV-22の整備拠点が設けられる見通しとなっています。

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