KLMオランダ航空は2014年11月14日、ワールドビジネスクラス、エコノミークラスに新シートを装備、完全リニューアルした777-200を導入しました。この機材は機内エンターテイメントシステムも全てリニューアルされています。
KLMはすでに747-400のワールドビジネスクラスキャビンを改装しており、これに続き777-200のリニューアルに着手しています。今回はビジネスに加え、エコノミーのインテリアもリニューアルしています。
新しいエコノミーのシートには、これまでより大きい9インチ、HD画像でインタラクティブなタッチスクリーンを採用しており、離れたシート同士で会話ができる「シートチャット」アプリを搭載しています。さらに、スリムシートを採用しており、足元も広くなっています。
この777-200の15機は改修は2015年末までに完了する予定です。777-300や他の機材はその後に改修される予定です。777−300は2機が2015年中に新シートを装備した機材が導入され、777は25機体制となる予定です。
なお、新しいエコノミーのシートは足元スペースが広くなるほか、人間工学に基づいて最適化されたヘッドレストにより、首回りの快適性が向上します。クッションもKLM向けに特別に設計され、耐久性、素材が見直されたほか、シートには電源コンセントが用意されます。また、新しい機内エンターテイメントは150種類以上の映画を提供し、TV番組は200以上が用意され、各国語の言語で放映します。
また、新たなシートは軽量化されることで低燃費となり、CO2排出量を削減することができます。