ロシアン・ヘリコプターズは2014年11月25日、Mi-171A2ヘリコプターのプロトタイプ機で飛行試験を開始したと発表しました。その初フライトは、主なシステムの試験が行われ、機能は良好だったとしています。
Mi-171A2プロトタイプ機は、新たに装備したKBO-17アビオニクススイートの安全性、新しいVK-2500PS-03エンジンの相互運用性などを確認するための機材です。初飛行までに地上試験を行い、新しいローターシステムの試験が実施されました。
また、KBO-17アビオニクススイートは「グラスコックピット」のデザインで、全天候に対応し、高解像度の多機能ディスプレイ上のビデオ出力を備え、昼夜に対応する赤外線カメラなどを含んでいます。
なお、Mi-171A2プロトタイプは、これまでより強力で効率的なクリモフVK-2500PS-03エンジンを搭載しているほか、複合ブレードなどが特徴です。
