ルフトハンザのロゴを外したエボラ出血熱の患者輸送用のA340-300

ルフトハンザのロゴを外したエボラ出血熱の患者輸送用のA340-300

ニュース画像 1枚目:ルフトハンザのロゴをはずした「D-AIGZ」
© Jan Brandes / Lufthansa Technik AG / Nur für redaktionelle Zwecke
ルフトハンザのロゴをはずした「D-AIGZ」

ルフトハンザドイツ航空は2014年11月27日、世界で初めてエボラ出血熱の患者輸送用の航空機を、ドイツ政府に引き渡しましたが、その機内の様子をルフトハンザ・テクニークが公開しています。同社は改修を手がけたハンブルク施設で機内の改修を手がけました。

これまでビジネスジェットを利用し、患者輸送を行っていましたが、A340-300を改修したことでフライト中でも総合的な集中治療を行うことができ、輸送中の患者の状態が改善されます。医療機器は監視モニター、呼吸器、静脈内投与の輸液ポンプ、超音波装置、血液分析器などに加え、患者搬送の隔離ユニットが装備されています。

客室の中央部から後部にかけて客席、キッチン、トイレ、オーバーヘッドビンなどが取り除かれ、医療従事者が患者への集中的な治療を施す機器などを搭載しています。また、機体前方には19席分が医者や看護師などのシートも装備されています。

患者以外には、運航乗務員と客室乗務員、医療担当の2チーム、技術チームなどが搭乗し、輸送フライトを運航します。

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