中国飛機租賃、ハルビンに航空機解体事業を展開へ 5年後に年50機を解体

中国飛機租賃、ハルビンに航空機解体事業を展開へ 5年後に年50機を解体

中国飛機租賃(China Aircraft Leasing Company:CALC)は2014年12月3日、ハルビン市人民政府と航空機解体事業で覚書(MOU)を締結したと発表しました。CALCはハルビンに航空機の解体施設を設立、投資することで、中国の航空業界のバリューチェーンを実現するとしています。

CALCはおよそ20億ドルを投資し、航空機解体センターを設ける予定です。将来的には世界最大の航空機解体センターを目指し、5年後には年間50機ほどの解体を手がけるとしています。

中国では航空会社の増加、機体導入の増加にあわせ、退役する機材数は年々、増加しています。この中古機を活用するビジネスは専門的で、高い技術力が必要とされており、CALCは高機齢の解体作業と同時に、パーツ取りによる再利用の需要取り込みを目指します。

また、ハルビンは中国では航空機事業の4拠点の1つで、ハルビン市は解体作業を行う拠点を誘致することで産業の活性化につなげる狙いです。

メニューを開く