アグスタウェストランドは2014年12月10日、AW189を2機、ベトナムのベトナム・ヘリコプター・コーポレーション(Vietnam Helicopters/VNH)と契約したと発表しました。ベトナムで湾岸輸送を行うもので、1機目は南部で使用するため2015年末まで、2機目は北部で使用するため2016年にそれぞれ引き渡しされます。この契約はメンテナンス・サポートやトレーニングサービスも含まれています。
AW189は最新鋭の機体で、ヨーロッパ、中東、アジアでオフショア輸送サービスを提供しています。石油・ガス事業を展開する企業は、これまでAW139を使用していましたが、設計、安全基準、任務遂行能力、メンテナンス、各種の研修など共通性があり、価格的にもAW189で置き換えています。
客室は、標準では16席設定で、最大で19席、また長距離フライト向けには12席の設定も可能です。コクピットには最新の認識技術を採用し、乗組員の作業負荷を軽減、安全性が強化されています。