エアバスはA380の生産を2018年にも打ち切る可能性があると、ブルームバーグが2014年12月10日付で伝えています。エアバスの財務責任者の発言としているものですが、生産が継続する場合は噂されている「A380neo」の登場となります。
2014年はA380の受注を獲得できなかったことが要因です。2014年11月末現在、確定発注318機、オプション28機で、このうち147機がデリバリーされています。A380を巡っては2014年はスカイマークのキャンセルが発生し、大きな話題となりました。
この超大型機による需要の太い2地点間を結ぶ航空機の構想が支持されるかが、存続を決めることとなりそうですが、A380ではエアバスがキャンセルで敏感になっているは、こうした発注を獲得できていないことも理由にありそうです。発表しているA380の受注について、2015年以降も見通しを示していません。
A380は現在、エアバスが生産する唯一の4発機で、ボーイングの4発機の最新鋭747-8も受注は低迷しており、足元では原油価格が下がっているとはいえ、大型機には受難の時代となっています。