オールニッポンヘリコプターに厳重注意-不具合整備せず運航

オールニッポンヘリコプターに厳重注意-不具合整備せず運航

東京航空局はオールニッポンヘリコプターに対して、立入検査の結果に基づいて厳重注意を行った。東京航空局が2011年8月18日、8月19日、8月29日に実施した東京ヘリポート本社、伊丹空港の大阪基地を検査した際、事業機に発生していた不具合に必要な整備処置を行わないまま、事業に利用していたことが分かった。

整備処置が行われてい機体は複数、見つかった。アエロスパシアルAS365N2型の機体番号「JA64NH」ではエンジン消化ボトル内の圧力低下を表示する機能の不具合が未整備。アグスタAW139型「JA91NH」ではエンジン排気周りの耐熱材に発生した亀裂を製造者の承認を得ない方法で修理していた。

このほか、「JA36NH」、「JA34NH」、「JA6770」で整備規程、運航規程による修理持ち越し基準に従わず、管理が行われていなかったという。

このため航空局では9月16日までに発生した原因と背景について調査、再発防止策の報告を求めている。

期日: 2011/09/16まで
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