ボンバルディアは2015年2月27日、モントリオール・ミラベルの同社製造拠点で、CS300の初飛行を行いました。CS300初号機は機体記号(レジ)「C-FFDK」で、現地11時に離陸し、15時58分に着陸し、4時間58分の初飛行を無事に終えました。この初飛行では高度41,000フィート、約12,500メートルに達し、速度は255ノットと時速470キロを記録しました。
このCS300初飛行は、CS100が2013年9月16日に初飛行した際に副機長席に座ったAndy Litavniks機長が務めました。Litavniks機長は初飛行後、初飛行は名誉なことだとしたうえで、シミュレーションで想定した通り、操作に対して機体の反応が正確で、素晴らしい飛行だったとしています。また、CS300、CS100の操縦とも簡単に移行できるだろうともコメントしており、今後はその訓練コストも押さえられるだろうと話しています。
ボンバルディアでは今後、CS100の試験飛行機とあわせ、テスト飛行とアップデードを継続して進め、2015年4月から6月の第2四半期に型式証明を取得する見込みとしています。その後、CS100が顧客に引き渡しされて路線に投入後、CS300は6カ月後には型式証明、路線投入と続きます。
■First CS300 Flight Test Vehicle Taking-Off for its Maiden Flight
■First CS300 Flight Test Vehicle coming back from its Maiden Flight