ノースロップ・グラマン、フル・ウエット・ウイングのE-2D輸出型を開発中

ノースロップ・グラマン、フル・ウエット・ウイングのE-2D輸出型を開発中

ニュース画像 1枚目:航空自衛隊のE-2Cホークアイ
© Shiro Senda
航空自衛隊のE-2Cホークアイ

ノースロップ・グラマンは、E-2Dアドバンスド・ホークアイの輸出バージョンを開発している模様です。Aviation Internationalが2015年3月17日付けで報じています。

ノースロップ・グラマンのジェイ・マホールAEWビジネス開発部長が、ロンドンで開催されているISR(情報収集・監視・偵察)機に関する会合で明かしたものです。

アメリカ海軍はE-2Dの滞空時間を延ばすために、2020年からの運用開始を目指して固定式の空中給油プローブの開発をノースロップ・グラマンに命じています。しかし、空中給油に慣れていない国に輸出するために、空中給油なしで8〜9時間滞空できるE-2Dの輸出バージョンを開発しているとのことです。

マホール部長は「フル・ウエット・ウイング」と表現していますから、主翼内の燃料タンクを拡張したものとみられ、陸上運用に不要な主翼折り畳み機構を省いているのかもしれません。

2014年11月に航空自衛隊がE-2Dの導入を決めていますが、このフル・ウエット・ウイング型を採用するか否かは不明です。ノースロップ・グラマンは現在、インドやマレーシア、アラブ首長国連邦にE-2Dの売り込みをかけています。

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