An-178、初飛行準備でパイロットなどの訓練終了 4月にロールアウト

アントノフは2015年3月13日、An-178の初飛行に向けた準備が進んでいると発表しました。同社のフライトクルー研修センターで、初飛行とその後のテスト飛行に向け、テスト・パイロット、テスト・エンジニア、計111名の訓練プログラムを完了したものです。

An-178プロトタイプの初号機について、最終組立がアントノフの実験施設で終えています。この機体は、2015年4月にロールアウトする予定です。さらに2機目のAn-178の最終組立にも着手しています。これは静強度試験と疲労強度試験などを行う予定です。

An-178は、ロジスティクス、負傷者の輸送、各種機器やエンジン輸送などを含むすべての主要な輸送任務に対応できる航空機として開発されています。An-178の最大の特徴は、世界に存在する全てのパッケージ化された貨物輸送を可能にすることで、海上コンテナ1C規格の輸送にも対応します。これにより、この航空機が貨物営業便から緊急事態の支援と幅広い輸送業務に対応できることとなります。