2015年5月29日に初飛行と噂されていた三菱航空機のリージョナル旅客機「MRJ」ですが、待望の初飛行は今年の後半に延期となりそうです。日本経済新聞が4月8日付けで速報しています。
MRJは2014年10月18日に、初号機の機体完成を祝うロールアウト式典を開催し、愛知県の小牧飛行場で初飛行に向けた地上試験を進めていました。
延期の理由として、強度試験などが想定どおり進んでいないとしています。しかし、再三の計画遅延でこれ以上航空会社への納入スケジュールを遅らせられない事情もあり、初号機の引き渡しは2017年4月から6月に変更はないとしています。
YS-11以来の国産旅客機となるMRJは、航空業界の一大イベントであるパリ・エアショー直前に初飛行して、セールスに弾みをつけるのではと見られていましたが、読みが外れたかたちになりました。