近代改修のMiG-31BM、最初の24機がロシア空軍に配備

近代改修のMiG-31BM、最初の24機がロシア空軍に配備

ニュース画像 1枚目:ロシア空軍のMiG-31
© Rostec
ロシア空軍のMiG-31

近代改修されたMiG-31BM戦闘機の最初の24機がロシア軍に引き渡され、ユーリ・ボリソフ副国防相はさらに毎年10機以上が引き渡されると明らかにしました。ロシア国営の産軍複合体、ロステック(Rostec)が2015年4月10日に発表しました。

MiG-31BMが搭載する新しいZaslon-M火器管制システムは、直径1.4メートルのレーダーを持ち、320キロ離れた航空機を探知して、280キロ離れた目標にミサイルを撃つことができ、同時に10以上の目標を追尾することができます。

MiG-31は複座の超音速・長距離・全天候インターセプターで、ステルス機から巡航ミサイル、低軌道の人工衛星までを迎撃するために設計され、4機のMiG-31は800〜900キロの前線を持つ空域を守ることができます。また、MiG-31BMは新たに対地攻撃も可能になりました。

MiG-31は1979年から量産され、1992年初期にはCIS(独立国家共同体)諸国で200機以上が配備されていました。通常の戦闘機は緩降下で音速を突破しますがMiG-31は上昇中や水平飛行でも可能で、アフターバーナーを使用しなくても中・高高度で超音速飛行が可能です。マッハ3のMiG-25が原型ですから、スピードは1級品です。

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