サウスウェスト航空は2015年4月14日、ハンブルクで開催されているインテリア・エキスポで同社が2016年半ばから受領する737-800と737 MAXに装備する新シートを発表しました。このシートはB/Eエアロスペースが設計を担当しました。
サウスウェスト航空は2011年に737 MAXを発注しローンチカスタマーとなっており、初号機が2017年に引き渡しされる予定で、この機材にも新シートが装備されます。
このシートは、単通路機の737で装備できる最も広いエコノミーのシートとなっており、顧客に快適性を提供するとしています。サウスウェストではこの新シートでもローンチカスタマーとなり、同社が新たなコーポレート・アイデンティティを導入して進めているカスタマー・エクスペリエンスの向上につながるとしています。
新シートは2016年半ばから受領する737-800の新機材に装備されますが、これを前に2015年末から開始される737-700の客室更新にあわせて導入されるほか、737-800の新塗装への変更とあわせて新シートも装備されます。新シートは幅広くなると同時に、シート1脚の重量を減らしているほか、調節できるヘッドレストが付き、薄型となることから足元スペースが広がり、収納スペースも設けられます。また、シートのクッション性も高められています。
サウスウェスト航空は現在、合併したエアトランの717-200、737クラシックを737 Next-Generationに機材更新を進めており、2017年には737 MAXの導入を開始する計画です。