スイス空軍がピンチ! F-5E/F 16機に深刻なクラック

スイス空軍がピンチ! F-5E/F 16機に深刻なクラック

ニュース画像 1枚目:スイス空軍のF-5EタイガーII
© Swiss Air Force
スイス空軍のF-5EタイガーII

スイス空軍のF-5E/Fタイガー戦闘機16機にクラックが発見され、6機は修理されますが10機はスクラップになり、稼働機が20機から26機になる恐れが明らかになりました。THE LOCAL chが2015年4月15日に伝えています。

最初にクラックが発見されたのが2014年で、2015年1月に2機目で発見され、スイス空軍が保有する36機全機の検査が行われました。結果16機に深刻なクラックが発見され、6機は2016年第1四半期までに修理されますが、10機はスクラップだそうです。

6機の修理が完了するまで飛行できるF-5E/Fは20機、修理が完了しても26機となってしまいます。これでは曲技飛行チーム、パトルイユ・スイスも、常に6機を飛ばすことは不可能になると空軍幹部が話しています。

スイス空軍はほかにF/A-18C/Dホーネットを32機保有していますが、F-5E/Fの後継機となるサーブ・グリペンの導入は、2014年5月18日の国民投票で否決されています。スイスのウエリ・マウラー国防相も「安全保障上の問題」であることを認めています。

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