防衛省、用途廃止したMH-53Eの部品などをアメリカに売却へ

防衛省、用途廃止したMH-53Eの部品などをアメリカに売却へ

ニュース画像 1枚目:海上自衛隊 MH-53E
© 海上自衛隊
海上自衛隊 MH-53E

防衛省は2015年5月13日、アメリカ軍に海上自衛隊MH-53E掃海輸送ヘリコプターの不用部品などを提供すると発表しました。アメリカ国防総省から、アメリカ国内ですでに製造が終了しており、その部品の枯渇が見込まれることから、用途廃止したしたMH-53Eの不用部品の提供を要請されたことを受けたものです。

防衛省はこれを受け、5月13日付で2機分についてアメリカ軍と契約を締結し、売却しました。また、今後も海上自衛隊での用途廃止後、アメリカへ提供する予定としています。

海上自衛隊のMH-53Eは、アメリカ海兵隊が使用するシコルスキーCH-53Eをベースとした機種で、1989年から配備しています。いずれもアメリカから対外有償軍事援助(FMS)で輸入し、11機を調達しました。事故で大破した1機を除き10機が岩国基地に配備されていましたが、防衛白書2014年版では、2014年3月31日現在でMH-53Eの保有機数は6機となっています。なお、海上自衛隊はこれをMCH-101へ機材更新を進めています。

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