アメリカ空軍から最後のMC-130Pコンバットシャドウが退役

アメリカ空軍から最後のMC-130Pコンバットシャドウが退役

ニュース画像 1枚目:ラストフライトを終えたMC-130P
© U.S. Air Force photo/Airman 1st Class Ryan Conroy
ラストフライトを終えたMC-130P

アメリカ空軍に残る最後のMC-130Pコンバットシャドウ2機が、2015年5月15日、フロリダ州ハルバートフィールドで、ラストフライトを実施しました。2機は6月1日にアリゾナ州デビスモンサン空軍基地(AFB)のボーンヤードへ空輸されます。

MC-130P「66-0217」と「69-5819」は、HC-130N/Pとして1960年代後半に製造され、1996年にMC-130Pに改称されました。MC-130は特殊作戦を支援する機種で、潜入部隊を載せたヘリコプターに空中給油を実施します。パナマ作戦や湾岸戦争、ユーゴスラビアやハイチ、ボスニア、リビアの内戦、アフガニスタン紛争、イラク戦争など数々の作戦に関わってきました。

嘉手納基地に配備されていた最後のMC-130Pも、4月15日にデビスモンサンAFBのボーンヤードへ空輸されています。後継機はMC-130JコマンドウIIです。老朽機を稼働状態に維持するのは、整備部門の努力の賜物だったと第1特殊作戦航空団(1SOW)司令のショーン・ファレル大佐が話しています。

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