ACJneoファミリー、航続距離11,100キロ超 客室気圧2,000メートル以下

ACJneoファミリー、航続距離11,100キロ超 客室気圧2,000メートル以下

ニュース画像 1枚目:正式ローンチしたACJ320neo
© AIRBUS S.A.S.
正式ローンチしたACJ320neo

エアバスは2015年5月19日、ACJ319neoとACJ320neoのビジネスジェット2機種を正式にローンチしました。快適性が高く、航続距離が長く、効率性が良い機体として、世界各地で販売します。すでにA320ファミリーをベースとするACJ320ファミリーは幅広で機内空間の高さを確保した機体として販売されており、そうした良さに加え、A320neoでエンジン換装、シャークレット装備など新たな技術を取り入れており、ビジネスジェットでもこうした最新の技術が取り入れられた機体となります。

発表によると、ACJ319neoは乗客8名で6,750海里、およそ12,500キロメートル、ACJ320neoは乗客25名で6,000海里、11,100キロメートルを飛行します。これにより、従来のA320ファミリーのACJと比べ、直行で飛行できる都市の組み合わせが増えることとなります。このカタログ値で、ACJ319neoでジュネーブを出発する場合、北米方面ではロサンゼルス、アフリカではヨハネスブルク、アジアでは香港、マニアにまで飛行することが出来ます。

ACJneoファミリーは、30,000から40,000フィートの高高度で巡航飛行をする際にも、客室の与圧性能によりおよそ6,400フィート、高度2,000メートル以下を保つため、乗客はより地上に近い環境で過ごすことができ、快適なフライトとなります。エアバスではビジネスジェットのシリーズにはこの性能をアピールします。

なお、ACJ320neoはエンジン換装とシャークレット装備により、現在のACJ320と比べ16%の燃費改善を図ることができます。また、2020年までには20%の燃費改善を目指した開発も進められているほか、騒音も低減します。エンジンは、A320neoと同様にCFMインターナショナルのLEAP-1A、プラット・アンド・ホイットニーのPW1100Gエンジンをから選ぶことができます。

エアバスはA320neoファミリーですでに3,800機を受注しており、A320ファミリーとしては11,600機を受注している同社のベストセラー機です。

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