ガルフストリーム・エアロスペースは2015年5月18日、ガルフストリームG550の500機目を納入したと発表しました。区切りの1機は、アメリカ・イリノイ州に本社を置く製薬会社、アボット・ラボラトリーズに納入されました。
G550は2000年10月9日に発表され、2001年8月8日にロールアウト、2003年8月にアメリカ連邦航空局(FAA)の型式証明を受領、2003年9月から運航を開始しました。ヨーロッパ航空安全庁(EASA)からは2004年3月に型式証明を取得しました。
スペックは巡航高度が51,000フィート、15,545メートルで、速度はマッハ0.885です。乗員4名、乗客8名で航続距離は6,750海里、12,501キロと成田からメキシコ・シティ間や、アフリカではアディスアベバ、ヨーロッパではマドリードまで直行で飛行することが可能です。
コクピットにはエンハンスド・ビジョンシステムなど乗務員の状況認識の向上や安全性を高めるシステムを装備することができるほか、当初の納入機以降にもFANS-1、ADS-Bの装備などアップグレードが図られています。