アメリカ海軍は、2015年5月23日、空母USSカール・ビンソン(CVN-70)を旗艦とする空母打撃群(CV CSG)が、第7艦隊担当海域(AOR)を離脱し第3艦隊AOR入りしたと発表しました。
CV CSGは、約10カ月間の西太平洋、ペルシャ湾での任務を終えてカリフォルニア州サンディエゴへの帰途にあります。第7艦隊AORではマレーシア海軍との共同演習や南シナ海での演習を通じて、アジア太平洋地域の安定にアメリカが深く関与することを確認し、同盟国との相互運用性を強化しました。
カール・ビンソンは、サンディエゴへの途中ハワイに寄港し、一部の乗員は先にサンディエゴへ帰ったり、家族や友人を招いてのハワイ〜サンディエゴ間のタイガー・クルーズを楽しみます。
CV CSGにはカール・ビンソンのほか、第17空母航空団(CVW-17)と第1駆逐隊(DESRON-1)のイージス巡洋艦USSバンカーヒル(CG-52)、イージス駆逐艦USSグリッドレイ(DDG-101)、USSスタレット(DDG-104)、USSデゥーイ(DDG-105)が含まれています。
■空母カール・ビンソン搭載CVW-17飛行隊 / 搭載機
・第22戦闘攻撃飛行隊(VFA-22)ファイティング・レッドコックス FA-18F
・第81戦闘攻撃飛行隊(VFA-81)サンライナーズ F/A-18E
・第113戦闘攻撃飛行隊(VFA-113)スティンガーズ F/A-18C
・第94戦闘攻撃飛行隊(VFA-94)マイティー・シュライクス F/A-18C
・第139電子攻撃飛行隊(VAQ-139)クーガーズ EA-18G
・第116早期警戒飛行隊(VAW-116)サン・キングス E-2C
・第15海上戦闘ヘリ隊(HSC-15)レッド・ライオンズ MH-60S
・第73海上打撃ヘリ隊(HSM-73)バトル・キャッツ MH-60R
・第30艦隊補給飛行隊(VRC-30)プロバイダーズ C-2A