三菱航空機、三菱重工業は2015年6月8日、開発中のMRJの飛行試験機初号機で、走行試験(Low Speed Taxiing Test)を開始したと発表しました。県営名古屋空港でタキシングを行ったもので、航空機が自らの動力で地上を移動する試験です。
航空機は離陸前、着陸後の移動をほとんどタキシングするため、試験飛行を前に行う重要な試験の1つとなります。今回の走行試験は、低速自走状態で制動確認、ステアリングによる方向制御の確認を実施します。
MRJは2015年9月から10月にかけて初飛行を目指し、引き続き地上試験、量産段階への移行準備などMRJ開発プログラムを進めます。