エンブラエル、サン・ホセ・ドス・カンポス工場でE190-E2の組立に着手

エンブラエル、サン・ホセ・ドス・カンポス工場でE190-E2の組立に着手

エンブラエルは2015年6月15日、E190-E2初号機の組立をブラジルのサン・ホセ・ドス・カンポス工場で開始したと発表しました。開発の発表から2年で、EジェットE2ファミリーの大きなマイルストーンを迎えました。エンブラエルは、ブラジル以外で製造するサプライヤーから初号機の部品が納入を受け、計画通りにプロトタイプ初号機の最終組立が​まもなく開始されるとしています。

ポルトガルのエヴォラのエンブラエル工場では、主翼と中央胴体、水平尾翼、スペインでは垂直尾翼、チェコでは貨物ドアが製造されます。また、アメリカではラダー、エレベーター、ブラジルのボトゥカトゥ工場では胴体前部、主翼コンポーネント、中央胴体を製造を行っています。サン・ホセ・ドス・カンポスでの最終組立は、それぞれの構造を自動化し、組立を進めていきます。

これらの製造行程とあわせ、機体構造とフライバイワイヤ、システム開発など機能統合を行う手始めとして静強度試験が開始されています。

EジェットE2の初号機は、E190-E2が2018年第1四半期に納入される予定です。E195-E2が2019年、E175-E2は2020年の納入がそれぞれ予定されています。

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