エアバス、ジャムコとティア1契約 A350機体後部のギャレーで

エアバス、ジャムコとティア1契約 A350機体後部のギャレーで

ニュース画像 1枚目:ジャムコが提供するA350向けギャレーとトイレ
© AIRBUS S.A.S.
ジャムコが提供するA350向けギャレーとトイレ

エアバスは2015年6月17日、ジャムコ(JAMCO)とA350 XWBファミリー向けの新しい機体後部ギャレー、トイレモジュールの開発、製造供給と製品サポートについて契約を締結しました。

ジャムコは今回の締結で機体後部にトロリー16基、トイレ2室まで装備できる新しいギャレー構成を提供します。ジャムコが提供する製品は2018年からエアバスのサプライヤー・ファーニッシュド・イクイップメント(SFE)オファリングとして提供されます。ジャムコはこのSFE契約で、エアバスに製品を直接納入する「ティア1(Tier 1)」メーカーとなり、エアバスとリスク分担パートナーとしてA350プログラムに参画します。

提供するモジュールは「I​​CEリアギャレー」で、「ICE」は「キャビンの効率性の増加(Increased Cabin Efficiency)」を意味しています。エアバスは乗客向けのシートピッチを低下させることなく、より多くの座席を提供し、1座席あたりのコストを削減する効果的な機内装備を提案しており、こうしたエアバスの考え方に沿った製品です。

エアバスは現在、A350では「V字型」ギャレーを標準で提供しており、ジャムコ製品を加えます。また、ジャムコの製品は、胴体後部の頭上に設けらる客室乗務員の休憩室を装備することができます。ICEリアギャレーは、A350-1000の運航開始時から導入が可能で、A350-900では構造変更を行い、導入が可能です。

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