エアバス、EFW、STエアロスペースとA320/A321貨物機改修で署名

エアバス、EFW、STエアロスペースとA320/A321貨物機改修で署名

ニュース画像 1枚目:A320、A321のP2F改修
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A320、A321のP2F改修

エアバスは2015年6月17日、パリ・エアショー会場でシンガポールを拠点とするSTエアロスペースとA320、A321旅客機の旅客機から貨物機への改修(passenger-to-freighter:P2F)で合意しました。エアバスは今後20年間で、600機超のP2F需要を見込んでおり、この契約により新たな市場形成を目指します。

A320P2Fは、11メインデッキ・コンテナを装備し、21メトリック・トンを積載、A321P2Fは、14メインデッキ・コンテナを装備し、27メトリック・トンを積載します。A321P2Fの初号機は2018年に納入される予定です。

A320/A321 P2Fはエルベ・フルークツォイクヴェルケ(Elbe Flugzeugwerke:EFW)が販売、管理する計画です。このEFWはエアバスとSTアエロスペースが株式を保有しており、両社が共同でこの事業を進める計画で、STエアロスペースが貨物機改修のノウハウ、技術を提供します。EFWの今後の株式保有の比率は、STエアロスペースが55%、エアバスが45%に変更していきます。

エアバスは今回の契約により、A320ファミリーのプログラムで、保有機材の機齢を延長できるほか、その機体価値を高めることが出来るとしています。また、EFW、STエアロスペースとの協力により、すでに実施しているA330貨物機改修とあわせ、信頼できるパートナーと事業を進めることが出来るとしています。

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