ヴァージン、製鋼所から排出されるガスから低炭素の航空燃料を開発

ヴァージン、製鋼所から排出されるガスから低炭素の航空燃料を開発

ヴァージンアトランティック航空は2011年10月11日、世界で初めて低炭素航空燃料の開発を発表した。化石燃料によるカーボンフットプリント、温室効果ガス排出量を半減させる新しい燃料だ。製鋼所から排出されるガスを収集、発酵。これを化学的に転換してジェット燃料として利用する。特に新しい点は、大気中に放出される二酸化炭素などの排ガスを再利用すること。

ヴァージンは、Lanza Tech社とこの燃料開発で協力。中国とインドで設備を開発し、2年から3年以内に新燃料を使い、上海/ロンドン間、デリー/ロンドン間でフライトする。既に、ニュージーランドで試験を進めており、2011年内に上海に実地施設を設立。2014年までに中国で初の商業化を実現させる。

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