フィンメッカニカ-アグスタウェストランドは2015年7月15日(水)、AW169ヘリコプターが、欧州航空安全庁(EASA)より型式証明を取得したと発表しました。
アグスタウェストランドはAW169プログラムに着手し、5年未満でEASAの型式証明を取得しました。これは、EASAとアグスタウェストランドが密接に協力してきた結果でもあるとしています。同社は4機の試作機を使い、イタリア、イギリス、アメリカで試験飛行を行いました。
AW169により、アグスタウェストランドは4.5トン・クラスの双発ヘリコプターと同社で新型機となり、認証機関の厳しい運用と安全性の要件を満たしながら、引き続き市場のニーズに応えることができると歓迎しています。
型式証明の取得により、アグスタウェストランドは顧客への納入を開始しますが、その初号機はイタリアのヴェルジャーテ最終組立ラインで製造した機体です。このAW169は、ヴェルジャーテとアメリカのフィラデルフィア工場で最終組立ラインが設けられており、2カ所で製造します。イギリスのヨービル工場は、ロータブレードの製造、テールローター・トランスミッション・システムに関わっています。
飛行訓練装置(FTD)とメンテナンスの訓練シミュレータは、イタリアのセスト・カレンデにあるトレーニングアカデミーですでに稼働しており、レベルDのフルフライトシミュレータは2016年に稼動する予定です。