ボーイング、日本企業と777Xの製造・開発で正式契約 日本分担は21%

ボーイング、日本企業と777Xの製造・開発で正式契約 日本分担は21%

ニュース画像 1枚目:ボーイング 777 X
© Boeing
ボーイング 777 X

ボーイングと日本の機体主要パートナーは2015年7月23日、777Xの開発・製造について正式契約を締結しました。すでに2014年、ボーイングと日本の航空機メーカー(JAI)、日本航空機開発協会(JADC)が主要構造部位の約21%を製造分担する合意覚書(MOA)を締結しており、その契約条件を盛り込み、契約文書にまとめたものです。

三菱重工業、川崎重工業、富士重工業、新明和工業、日本飛行機によるJAIの分担部位は胴体、中央翼、圧力隔壁、主脚格納部結合、客室扉、貨物室扉、主脚扉、翼胴フェアリングなどです。

ボーイングは、日本のパートナーは常に最高水準のパフォーマンスを見せ、現行の777の成功に大きく貢献しており、777Xでも競争力のある航空機にする努力を続けるとしています。

すでに日本の企業でも工場の新設や拡張、ロボットなど新しい設備導入による自動化の推進など、積極的な投資を進めており、高品質の製品を納期通りに提供し、777Xの成功に貢献したいとコメントしています。

777Xは、777-8Xと777-9Xを開発する予定で、受注は現在6社から306機を確定受注しています。生産開始は2017年、初号納入は2020年を目指しています

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