福岡空港の回転翼機能移設、雁の巣レクリエーションセンター隣接地を提案

福岡空港の回転翼機能移設、雁の巣レクリエーションセンター隣接地を提案

国土交通省大阪航空局は2015年7月30日(木)、福岡空港の回転翼機能移設事業で環境影響評価技術検討委員会を開催しました。この中で、ヘリコプター専用の施設について、雁の巣レクリエーションセンター公園に隣接する福岡市東区大字奈多字小瀬抜を提案しました。

基本施設は滑走路、誘導路、エプロン、ターミナル施設は格納庫、事務所建屋、管理庁舎、給油施設などを想定しています。納庫等のターミナル施設を東側に配置し、ターミナル施設を設けることで周囲への騒音を低減する計画が採用される見通しです。

この区域は現在は未利用となっている造成地で、施工時に大規模な切土工・盛土工は行われず、基本施設の舗装などの土木工事、ターミナル施設の建設の建築工事、照明工事などが実施されます。着工から供用開始までは、およそ2年間としています。

この新たなヘリポートでは消防、捜索・救助、救急医療、報道などのヘリコプターが運航し、常駐機数は23機程度が見込まれています。年間のヘリコプターの発着回数は、年間6,000回から7,000回程度で、単純平均では1日9機程度になると見込まれています。

福岡空港のヘリコプター運航会社を移転する事業は、ヘリコプターと民間航空機の混在を改善し、運航効率の向上を図ること、緊急出動などの活動を行うヘリコプターの迅速な運航を可能としする狙いがあります。

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