空自のF-2戦闘機、スナイパーATP搭載8機種目に

空自のF-2戦闘機、スナイパーATP搭載8機種目に

ニュース画像 1枚目:インテイク右下のポッドが「スナイパー」
© Lockheed Martin
インテイク右下のポッドが「スナイパー」

ロッキード・マーティンは、2015年8月10日、三菱重工を通して航空自衛隊のF-2戦闘機に「スナイパー」先進照準ポッド(ATP)のインテグレートを受注したと発表しました。

2014年に受注したこの初期契約では、1基のスナイパーとインテグレートする機器類が含まれています。これによりF-2は、スナイパーを搭載する8機種目の機体となります。スナイパーを搭載できる機種は、F-15とF-16、F/A-18、A-10、B-1、B-52、ハリアーでした。

スナイパーATPは、パイロットに精密照準や情報収集・監視・偵察ミッションで高解像度の画像を提供します。固定もしくは移動する戦術目標を発見、識別、自動追尾してレーザーを照射し、レーザーやGPSで誘導される兵器をサポートします。

ロッキード・マーティンのスナイパー国際プログラム・マネージャーのMarc Nazon氏は「スナイパーATPは、航空自衛隊のミッションに必要な支援を、実績ある性能と低ライフサイクル・コストで提供し、アメリカ空軍との共同作戦では共同できる部分が増加するだろう」と話しています。

ロッキード・マーティンは、F-2の主契約者である三菱重工と協力してスナイパーATPのインテグレーションを実施し、ポッドの追加購入やスペアー、ロジステックス、支援機材などのフォロー契約も期待しています。

メニューを開く