アメリカ海兵隊、2031年までにF-35B/Cと在来機を交代

アメリカ海兵隊、2031年までにF-35B/Cと在来機を交代

ニュース画像 1枚目:アメリカ海兵隊のF-35B
© U.S. Marine Corps
アメリカ海兵隊のF-35B

アメリカ海兵隊は、2015年7月31日に、F-35B 10機を装備する第121海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA-121)が初期作戦能力(IOC)を獲得したことを宣言しました。これによりVMFA-121のF-35Bは、全世界への作戦展開が可能になりました。

VMFA-121の次は、AV-8BハリアーII飛行隊のVFA-211が2016年からF-35Bを受領し2年以内に作戦可能になり、F/A-18Cホーネット飛行隊のVMFA-122が2018年から、F/A-18AのVMFA-115が2020年前期から、AV-8BのVMA-311が2020年後期からそれぞれ機種転換を開始します。

アメリカ海兵隊は、F-35Bを353機とF-35Cを67機調達する計画で、順次AV-8BやF/A-18A/B/C/D、EA-6Bプラウラーと交代させます。2031年度までには交代が完了しますが、F-35の能力が従来の機体より大きいため、いくつかの飛行隊は削減されます。

計画ではAV-8Bは2026年までに交代して全機退役し、F/A-18も2030年までに交代して全機退役します。これは2019年に最終的に決定されます。また、4個飛行隊のEA-6Bは2016年から毎年1個飛行隊が解散して退役します。

海兵隊航空部隊副司令官のジョンM.デイビス中将は「我々は、ハリアーとホーネット、プラウラーから最大限の性能と運用寿命を絞り出す」と話しています。

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