ブリティッシュ・エアウェイズは2015年9月9日に史上最長在位となるイギリス、エリザベス女王を祝福するため、9月2日にロンドン・ヒースロー空港に集まり、その在位を祝いました。
ブリティッシュ・エアウェイズはエリザベス女王のフライトを担当しており、40年前の1975年5月7日にはイギリスの元首として初めて来日し、そのフライトを運航しました。女王は日本では都内でのパレード、京都御所、伊勢神宮の訪問などの後、ブリティッシュ・エアウェイズで5月12日に離日しています。
ブリティッシュ・エアウェイズの前身、ブリティッシュ・オーバーシーズ・エアウェイズ(BOAC)では、1952年に英連邦ツアーで当時のエリザベス王妃を乗せ、最初の訪問地の東アフリカに向かいました。そのツアー中、ジョージ6世が逝去し、エリザベス2世としてBOACのアルゴー号でイギリスに戻りました。ブリティッシュ・エアウェイズの博物館「スピードバード・ヘリテージ・センター」では、このフライトで戻るエリザベス女王が受け取った電報の原本を保管しており、これを公開しています。
この電報は、無線で受信、機長のログブックに記録され、BOACの信号用紙に手書きで書き写され、エリザベス女王に手渡されました。また、帰路のフライトも女王が帰国したことを示す王冠の絵を描き、その往路と復路ではことなることが記されています。