航空局、航空路整備で326億円要求 統合管制情報処理システムなどを整備

航空局、航空路整備で326億円要求 統合管制情報処理システムなどを整備

国土交通省航空局は2016(平成26)年度の概算要求で、航空路整備事業として2015年度の270億円から増額し、326億円を要求しました。この事業では統合管制情報処理システムの整備、新型航空管制用レーダーの整備、管制施設の老朽化更新を継続実施しています。

航空交通の安全確保を最優先に首都圏の混雑空港、空域で航空交通容量の拡大、効率的な運航を実現するため、管制施設、航空保安施設、通信施設などの性能を確保、航空機の性能向上にあわせた航空交通システムの整備を進めています。

統合管制情報処理システムの整備では、2016年度に2拠点化を行う航空路管制処理機能などのシステム製造を行います。処理の2拠点への統合では、コスト縮減とともに、データの安全性を確保し、相互にバックアップする機能の導入により、信頼性の向上をめざしています。

また、航空路管制空域の再編整備は、航空路管制空域を上下に分離する空域の抜本的再編を行うことで、管制処理能力の向上を実現します。2016年度は管制卓、通信制御装置の製造などに着手します。

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