P&W、イルクートMS-21搭載 初のPW1400G-JMエンジンを納入

P&W、イルクートMS-21搭載 初のPW1400G-JMエンジンを納入

ニュース画像 1枚目:最終組立が進むイルクート MC-21
© Irkut Corporation
最終組立が進むイルクート MC-21

プラット・アンド・ホイットニー(P&W)は2015年8月25日、ロシアのイルクートが開発を進めているMS-21(MC-21)に搭載する初めてのPurePower PW1400G-JMエンジンを納入しました。このエンジンは、アメリカ・フロリダ州のP&Wウェストパームビーチエンジンセンターで組み立て、試験が行われました。

PW1400G-JMエンジンは、三菱航空機のMRJ、エアバスのA320neoなどと同じPW1000Gエンジンの1つで、ギヤードターボファン(GTF)エンジンです。P&Wは今回の納入で、PW1000Gエンジンの適応性と汎用性、さらに技術の高さの証明にもつながるとしています。これにより、MC-21は消費燃料、排出ガス、騒音などの項目で現行機から削減を実現することができます。PW1400G-JMエンジンは引き続き試験を進め、2015年内にエンジンの製造証明を取得する計画です。

イルクートは現在、MC-21の組立を進めています。MC−21は、MC-21-300を基本とし、A320neo、737 MAX 8などを競合と想定し、小型化するMC-21-200、長胴化したMC-21-400の開発を目指しています。

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