宇宙航空研究開発機構(JAXA)は国産ジェット旅客機の開発をめざした「飛翔」の導入にともない、実験用航空機のクイーンエア、機体番号(レジ)「JA5111」を退役させました。日本航空学園日本航空専門学校に譲渡を決め、2011年10月26日正午ごろに調布飛行場を離陸、午後1時35分ごろに能登空港に着陸。無事、日本航空専門学校の能登空港キャンパスに引き渡しました。
「JA5111」は1962年8月に導入した機材で、調布飛行場をベースに活動。航空機の故障を想定した飛行実験、大気汚染物質の経年変化測定、突風軽減装置の評価などに携わってきました。また、東日本大震災を受けて、福島第一原発周辺で上空の放射線量計測を行っていました。活動期間は49年間と、ほぼ半世紀にわたり活躍を続けた機体です。
退役してからも、これから日本の空を支える人材育成に活躍してくれそうですね^^
FlyTeamメンバーより、「JA5111」の写真も投稿されています。
JAXA Beechcraft 65 Queen Air 「JA5111」の写真はこちら