RAAF、海底に眠る残骸を太平洋戦争中のカタリナ飛行艇と確認

RAAF、海底に眠る残骸を太平洋戦争中のカタリナ飛行艇と確認

ニュース画像 1枚目:RAAFのカタリナ飛行艇
© Commonwealth of Australia
RAAFのカタリナ飛行艇

オーストラリア空軍(RAAF)は、2015年9月21日、ケアンズ南の海域で発見された航空機の残骸が、1943年2月28日に墜落した第11飛行隊(No.11 Sqn)のカタリナ飛行艇「A24-25」であることを確認しました。

No.11 Sqnは、太平洋戦争中の1942年後半から長距離哨戒用にカタリナを使い始めました。「A24-25」は11名の乗員を乗せ、パプア・ニューギニアへ向かう船団の護衛のため17時間のミッションについていました。最後の交信はタウンズビルで傍受されています。燃料がなくなり着陸(着水?)しようとしましたが、墜落したとみられます。目撃情報などは一切ありませんでした。

残骸は2013年にケアンズのダイバーにより、水深35メートルの海底で発見されていました。天候や様々な問題のため調査が遅れましたが、8月に海軍のダイバーと空軍の調査官が現地を訪れて「A24-25」と確認しました。

RAAFでは現在、第二次大戦中の3,124名と朝鮮戦争中の18名の行方不明者があり、継続的に調査が続けられています。墜落機の残骸は、海上文化遺産得別管理区域に指定され保全されます。2016年には慰霊祭が開催されます。

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