カモフで空輸されたケーブルカー、10月1日から神奈川・大山で運行開始へ

カモフで空輸されたケーブルカー、10月1日から神奈川・大山で運行開始へ

ニュース画像 1枚目:カモフの写真が使用された記念切手
© 日本郵便
カモフの写真が使用された記念切手

神奈川県、丹沢山地の大山で運行されるケーブルカー「大山ケーブルカー」では、2015年10月1日(木)から新型車両の運行を開始します。この車両は、6月にアカギヘリコプターのカモフKa-32A11BC、機体番号(レジ)「JA6955」で、山麓側の大山ケーブル駅まで空輸された車体です。

新たに導入される2両の車両は、6月に「JA6955」によって神奈川県秦野市内のヘリポートから吊り下げ輸送されてきました。新型車両導入に伴い、これまで50年間使用されてきた旧車両「おおやま号」と「たんざわ号」も同ヘリコプターによって搬出されています。

運営会社の大山観光電鉄と小田急電鉄では、10月1日(木)からの運転開始を記念し、記念切手の販売など「リニューアルキャンペーン」を展開、販売される切手には、「JA6955」による輸送風景の写真も使用されています。切手は9月24日(木)から販売されています。

なお、日本の鉄道事業法でケーブルカーは「鋼索鉄道」にあたることから、同車両は数少ない「空輸実績のある鉄道車両」となります。過去に航空機が鉄道車両を輸送したケースでは、アントノフAn-124がインドや中国へ地下鉄車両を輸送した実績がありますが、ヘリコプターによって輸送された経歴のある鉄道車両は極めて稀少と言えそうです。

期日: 2015/10/01から
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