ロシアのトランスアエロ航空が、破産申請の危機に直面しています。アエロフロート航空は2015年9月1日に開催した取締役会で、トランスアエロ航空の株式75%を1ルーブルで取得すると発表していましたが、トランスアエロは株式公開買付の期日までに提案を承認する手続きを行なわなかったとしています。これについて、アエロフロートは、期日を延期することは無いとし、アエロフロートのグループに入る事もなくなります。
各報道によると、アエロフロートは9月30日でトランスアエロ航空への燃料供給について終了するとしていましたが、ロシア政府は10月2日深夜までは行なうようにするよう依頼するなど取り組みが行なわれています。
なお、アエロフロートは、トランスアエロ航空の旅客の保護については、可能な限り対応するとしており、今後についてはフライトのキャンセルの場合でも返金を行なうなどの対応を行なうとしています。
この流れは、トランスアエロ航空の負債額が、アエロフロートのグループ傘下に置くと決定した際の想定以上に膨らんでいるとも伝えられています。