アフガニスタンで米空軍のF-16が被弾、燃料タンクなどを緊急投棄

アフガニスタンで米空軍のF-16が被弾、燃料タンクなどを緊急投棄

ニュース画像 1枚目:バグラム飛行場のF-16
© U.S. Air Force photo/Tech. Sgt. Joseph Swafford
バグラム飛行場のF-16

2015年10月13日、アフガニスタン東部を飛行中のアメリカ空軍のF-16戦闘機がタリバンの小火器に被弾し、燃料タンクなどを緊急投棄しました。AFPが10月18日に配信し、アメリカ国防総省もこれを認めています。

被弾したF-16は、アフガニスタン東部でカブールの南にあるパクティヤー州を通常のパトロール飛行をしていた際に、2回にわたり地上から小火器による射撃を受け、水平尾翼と搭載する武器に被弾しました。パイロットは、燃料タンク2本と搭載武器を緊急投棄しバグラム飛行場に帰還しました。アメリカ国防総省はパイロットは負傷していないことを明らかにしています。

タリバンが使用した武器については、小火器(Small arms)とあるだけで詳細は不明ですが、タリバンは12.7ミリや14.5ミリの重機関銃を保有している模様です。これまでタリバンはヘリコプターを撃墜することはありましたが、F-16のような高速なジェット機に被害を与えたのは初めてです。

タリバン側が発表した画像を見た専門家は、投棄されたのは燃料タンク2本と地対空ミサイル1発、無誘導爆弾2発と分析しています。F-16はバグラム飛行場に展開している、アメリカ空軍第555戦闘飛行隊(555FS)の機体と見られています。

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