航空自衛隊の新しい空中給油機、ボーイングKC-46Aに決定

航空自衛隊の新しい空中給油機、ボーイングKC-46Aに決定

ニュース画像 1枚目:ボーイングKC-46Aペガサス
© Boeing
ボーイングKC-46Aペガサス

防衛省は、2015年10月23日、2016(平成28)年度概算要求に計上している航空自衛隊の新たな空中給油・輸送機として、ボーイングKC-46Aに機種を決定したと発表しました。

KC-46Aはアメリカ空軍の次期空中給油・輸送機で、防衛省への提案はアメリカ政府が行いました。アメリカ政府の対外有償軍事援助(FMS)契約での導入になります。

航空自衛隊は、現有のKC-767J 4機に加えて新空中給油・輸送機4機を導入する計画(2019年度までに3機)を立て、機種選定作業を開始し2016年度予算の概算要求で購入費を計上していました。

候補となる機種は、アメリカ・ボーイングのKC-46Aと、ヨーロッパ・エアバスのA330MRTTぐらいで、当初より現有のKC-767Jと共通性の高いKC-46Aが有力とみられ、エアバスは公正な選定が期待できないとして提案を見送っていました。

機種選定の経緯は、2015年6月17日に提案希望者に対して提案要求書手交し、9月8日に提案者から提案書を受領、そして10月23日に防衛省において機種を決定しました。防衛省では選定理由を、航空自衛隊の新たな空中給油・輸送機として必要な要求事項を全て満足しているとしています。

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