ピーチ、保有機すべての連続式耐空証明を取得 日本の航空会社で最速

ピーチ、保有機すべての連続式耐空証明を取得 日本の航空会社で最速

ニュース画像 1枚目:ピーチ A320
© AIRBUS S.A.S.
ピーチ A320

関西、那覇を拠点にする格安航空会社(LCC)のピーチは、2015年10月22日(木)、同社が保有するA320の16機全てについて、国土交通省から連続式耐空証明を取得したと発表しました。

連続式耐空証明の取得により、耐空証明の有効期間が「ピーチの整備規程の適用を受けている期間」に変更され、年1回と義務付けられていた更新耐空証明検査の受検が不要となります。この取得は、日本の航空会社では就航の2012年3月から、3年7カ月と日本では最速の認可となりました。また、耐空証明を更新する検査の実施に伴う、定期便の運休がなくなり、利便性が高まります。

耐空証明は、航空機を飛行するために必要な証明で、安全性を確保するための強度、構造、性能などの基準に適合していることを航空局が検査し、耐空証明書を交付、証明しており、有効期間は1年です。ピーチは毎年1回必要となる更新、耐空証明検査を受検するため、1機につき年およそ3日から4日程度の定期便を運休し、検査を受検していました。

連続式耐空証明の取得要件は、「整備規程に基づき適切な整備体制が確立され、かつ、十分な能力を有し、これらに基づき適切な整備等が行われることにより継続的に安全性が確保されると認められる場合」です。連続式耐空証明の取得で、ピーチが実施する自社の安全、整備管理体制、航空機の耐空性の適切な維持、管理体制が国から認められたこととなります。

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