KLMオランダ航空は2015年11月13日、同社初の787-9を受領しました。機体記号(レジ)「PH-BHC」で、ペインフィールドからアムステルダムに向けてKL7879便としてフェリーされました。
この初号機は愛称「サンフラワー(Sunflower)」と名付けられ、アムステルダム到着時には、スキポール空港の展望台に見えるようにタキシングし、格納庫へ向かいました。
KLMは787を同社の主力機とする方針で、その1機目となります。この機材はAerCapからのリースで導入した機材です。KLMはこの機材は同社の新しい時代を象徴する機材で、同社が重視する顧客への投資の一環としています。
エールフランス-KLMグループは787-9を19機、787-10を6機確定発注しているほか、AerCapからリースで12機の787、計37機を導入する計画です。
なお、KLMは「PH-BHA」を受領する予定でしたが、この機材は引き続きペインフィールドにあり、何らかの問題があると見られ、787初号機の受領時期は予定から遅れることとなりました。
KLMは日本路線では関西/アムステルダム線に2016年3月28日(月)以降、787-9を投入する計画です。