MRJ、初飛行を成功裡に終える 飛行時間は1時間27分

MRJ、初飛行を成功裡に終える 飛行時間は1時間27分

ニュース画像 1枚目:初飛行のMRJ
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初飛行のMRJ

三菱航空機、三菱重工が開発を手がけるMRJ90、機体記号(レジ)「JA21MJ」は2015年11月11日(水)、県営名古屋空港を離陸し、初飛行を行いました。11時間2分、滑走路34に着陸しました。飛行時間は1時間27分でした。

上昇、下降、左右への旋回といった基本特性を初飛行で確認し、可動部のうち脚とフラップは固定、逆推力装置は作動させずに飛行しました。この飛行は三菱重工の社有機の、航空自衛隊からT-4、2機がチェースプレーンとして支援したほか、気象調査にJAXAの「飛翔」が観測を行い、万全のサポート体制が組まれました。

2014年10月18日のロールアウト以降、各種地上試験を行い、初飛行を実施すると当初発表した10月下旬前から三菱重工、三菱航空機のスタッフは昼夜、土日祝日を問わず準備を進めてきました。

飛行試験初号機はこの初飛行の評価を行い、本格的に試験飛行を実施していきます。その他、5機の試験飛行機の予定は、2号機が2015年内に初飛行、3号機と4号機は最終組立を完了した後、地上試験を経て2016年第1四半期に初飛行する計画です。この4機は日本で試験飛行を行った後、2016年第2四半期から第3四半期にかけてアメリカ・モーゼスレークに順次移動し、2017年第1四半期にかけて試験飛行を行います。また、ANA塗装を施した5号機は、2016年第2四半期の初飛行を計画しています。

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