LOTポーランド航空が2011年11月1日、ポーランド、ワルシャワ・フレデリック・ショパン空港に機体番号(レジ)「SP-LPC」のB767-300ER型を胴体着陸しました。そのパイロットの操縦に賞賛が集まっていますが、それにも劣らない乗客の行動、一部始終がYoutubeにアップされ、こちらも感動的です。
動画は着陸の直前からスタート。着陸前にシートベルトを再度、しっかりと締めるようパイロットからの機内アナウンスと共に、乗客が着席する前列のシートに手で頭を抱え、衝撃に備える様子が写っています。
その後、無事に着陸、停止すると拍手がわき起こったものの、すぐに避難。緊急脱出用のスライドから滑り降りる様子、脱出後に滑走路で倒れた女性を他の乗客が助ける様子など当時の緊迫した様子が8分間に収められています。
通常、緊急脱出では90秒以内とされ、このフライトでは1分程度で全ての乗客が脱出した模様です。一人も犠牲者を出さなかった理由は、パイロットだけでなく、乗客の冷静で機敏な行動も大きく貢献したようです。